初稿

納得して生きていたい
それは俺のこころの底辺から強い声できこえてくる
それは俺が俺でいる証に繋がる

人類のたくらみとしくみを、知ってしまっても、
まやかしと絶望から、まだなにか掴もうとする

この、二千年以上の時間を持つ日本という名の人の集合体に、
たいした過去があるとは思わない
ただ、この過去の上に立ち、未来をかたちづくるのは俺達しかいない

再生することを俺は望んでいない
新生する事を、俺は強く、求めている

気休めと、プライドのないおかね
本質を覆う、ものの姿に、俺達の感覚が、奪われ、失われ
いたみをしらなくても、ヒトはまだ安らぎをさがしている

気休めと、プライドのないおかねで、身のまわりは満たされている
傷つけられるたびに、増殖する、疑うこともなく、信じられなくなっている気持ち

「大切なこと」が絶滅する
気休めと虚飾で僕らは何をつなぎ止めているのだろう

俺にとっての現実は残酷なだけだった
だが、宗教でも、法則でも、セミナーでも、違う
残酷なまでの現実に、こたえは全部、残酷なまでの現実に、
人の生活のこころの壁のむこうに、
こたえがあるから

予定調和にがっかりしつづける
俺は君の手を放さない

書をすて街にでて、ガレきった街に、枯れ果てた一本の樹をみつけた
君を幸せにはしてくれなかっただろ

よくないだろ。このままでいいのか。俺はよくない。
こんなものが欲しかったのか?

もっと求めているおまえから与えられるのは更なる悪夢
ほら最後のダンスをしよう。最後に踊ろうぜ。

辿り着けない日常が俺を粉砕している
俺は何か人間というものを誤解しているのだろうか

俺は悲しみに打ち負かされる
俺は欲望に殺される

人と人が交わり、摩擦する、こすれあう、溶け合うことが出来ない、こころ
擦れあうだけのこころ。こんなもの欲しくない

胸に刺さったナイフ、両手で抜く。

相手が刺したナイフを自分で抜くのか、相手に抜かせるのか、
俺はまだ自分で抜くことが出来ない
君が俺の胸に刺したナイフを俺は自分で抜くことにした
ナイフを抜けば、血が噴き出てくる

さあここできみをみていてあげる。

見つめているものが、一つであるなら、僕らは、一緒に辿り着けるだろう、
べつべつの、それぞれの、方法であっても。

 

2000年3月12日

帰 宅

脱 出

12th.Mar.2000.sun Update.
23th.Nov.2014.sun LAST MODIFIED.



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